院長 寺坂 壮史

ご挨拶
院長の寺坂壮史です。
これまで20年以上にわたり外科医として診療に携わり、その多くの期間を腎移植医療に従事してきました。
腎移植医療は、手術だけで完結するものではありません。移植後の免疫抑制療法に加え、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの内科併存疾患を長期にわたり厳格に管理し、わずかな変化も見逃さず、全身を診ていくことが求められます。
当院では、腎移植後の患者さんを高い水準で診療するため、血算・生化学検査や免疫抑制薬の血中濃度を院内で測定し、その日のうちに結果を確認できる体制を整えています。
そして、こうした診療体制や、これまで移植医療で培ってきた経験は、移植患者さんだけのためのものではありません。糖尿病、腎臓病、生活習慣病をはじめ、日常のさまざまな症状を診療するうえでも大きな力になります。
「専門性の高い医療を、身近なクリニックで。」
腎移植医療で培った多くの知識と確かな経験、そして診療体制を、地域の皆さまにも還元し、質の高い医療を身近に受けていただけるクリニックを目指してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
- 2003年 九州大学医学部卒業
- 2003年 麻生飯塚病院初期研修医
- 2005年 佐賀大学一般・消化器外科
- 2006年 下関市立中央病院 外科
- 2007年 国立がんセンター中央病院 外科レジデント
- 2010年 九州大学臨床・腫瘍外科 膵・腎移植グループ
- 2014年 福岡赤十字病院 外科・移植外科
- 2017年
宮崎県立宮崎病院 外科・移植外科 - 2022年 福岡赤十字病院 外科・移植外科 原三信病院移植外科外来(非常勤)
資格
- 医学博士
- 日本外科学会認定 外科専門医
- 日本移植学会認定 移植認定医
- 日本臨床腎移植学会認定 腎移植認定医
- 難病指定医
- 小児慢性特定疾患指定医
- 身体障害者福祉法指定医師
副院長 寺坂 喜子

ご挨拶
私は寿命や生活の質に関わる動脈硬化予防を目標に糖尿病専門医になりました。糖尿病・内分泌内科に所属し、甲状腺異常などを含む内分泌疾患の診療にも携わってきましたので、ホルモンの異常など他の疾患から引き起こされる症状をただの生活習慣病と診断することがないように気を配っています。また健康全般の相談相手になれることを目指して総合内科を勉強してきました。体質も性格も人それぞれです。一人一人の体の残っている力を生涯にわたって維持し、その人らしい人生を支えるお手伝いをしたいと考えています。当クリニックがみなさまの元気や笑顔のもとになれるよう努めて参ります。
3人の子供たちの母親で、好きな言葉は「みんなちがってみんないい」です。人の笑顔をみると自分も嬉しくなる性格です。
経歴
- 2007年 佐賀大学医学部医学科卒業
- 2007年 東京逓信病院初期研修医
- 2009年 東京逓信病院内科後期研修医
- 2013年
佐賀大学肝臓・糖尿病・内分泌内科 - 2018年
宮崎県立宮崎病院 糖尿病内分泌内科 - 2019年 医療法人社団紘和会平和台病院(糖尿病専門病院)
- 2022年 原三信病院内科、福岡赤十字病院健診科、
医療法人鶴田内科等勤務
資格
- 医学博士
- 日本内科学会認定 認定内科医
- 日本内科学会認定 総合内科専門医
- 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
- 日本医師会認定産業医
- 難病指定医
- 小児慢性特定疾患指定医
所属学会
- 日本内科学会
- 日本糖尿病学会
- 日本内分泌学会
- 日本肥満学会
非常勤医師紹介
岡部 安博

経歴
- 1996年 九州大学医学部卒業
資格
- 医学博士
- 日本外科学会 外科専門医・指導医
- 日本内視鏡外科学会 技術認定医
- 日本移植学会 認定医
- 日本臨床腎移植学会 認定医
加来 啓三

経歴
- 2005年 九州大学医学部卒業
資格
- 医学博士
- 日本外科学会 専門医・指導医
- 日本消化器外科学会 専門医・指導医
- 日本内視鏡外科学会 技術認定医
- 日本移植学会 認定医
- 日本臨床腎移植学会 認定医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本がん治療認定医機構 認定医
- 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
- ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター (ICD)
- Fundamental Use of Surgical Energy (FUSE)認定医
- 腎代替療法専門指導士
- Fellow of American College of Surgeons (FACS)
管理栄養士紹介
総合病院で研鑽を積んだ管理栄養士が2名常勤し、食事についてのカウンセリングを行っております。
CDEJ(日本糖尿病療養指導士)取得
CDEJ(日本糖尿病療養指導士)取得
移植コーディネーター紹介
移植を受けられた患者さんやご家族、ドナーの方の相談窓口として、移植コーディネーターが在籍しています。

移植コーディネーターからのメッセージ
長年九州大学病院で看護師、移植コーディネーターとして勤務してまいりました。通院や日常生活での不安、移植施設との連絡調整など、移植後の生活を安心して続けられるようサポートいたします。
ドクターズインタビュー

JR鹿児島本線箱崎駅から徒歩約3分。木目調の落ち着いた院内が印象的な「てらさか内科・外科クリニック」は、2023年11月に開院しました。院長の寺坂壮史医師は外科医として20年のキャリアを持ち、そのうち13年にわたり腎臓移植に携わってきたベテランドクター、副院長の寺坂喜子医師は糖尿病や高血圧などの生活習慣病を専門とする内科医で、お二人はご夫婦二人三脚で診療にあたっています。腎臓移植を受けた患者さんのフォローアップを診療の柱としながら、一般内科・外科にも幅広く対応する同院。開業までの歩みや診療への思い、クリニックづくりでこだわった点について、おふたりに伺いました。
移植医療と生活習慣病、それぞれの専門性を生かして地域を支える
まずは、開業を決意された理由をお聞かせください。

壮史院長:長年、腎移植医療に携わる中で、移植後外来の患者さんが増え続け、地域でしっかりフォローできる場所が必要だと感じたことが開業の大きなきっかけです。移植手術を行う大病院だけでは診療可能な時間が限られており、移植医療が広がるためには移植後の安定した患者さんがクリニックでも継続診療できる社会が整うことも必要だと考えました。また移植後の患者さんの風邪などの突発的な体調不良もまずクリニックで診療できれば大病院の負担も減らせると思います。そして糖尿病・内分泌を専門とする妻と一緒であれば、移植後の患者さんを質の高い形で診ていけるとも考えました。
また、外科医として20年以上経験を積み、新しいことに挑戦したいという思いもありました。九州大学病院には遠方から移植を受けに来られる方も多いため、九大に近く、公共交通機関や駐車場の利便性が高い場所を探し、現在の場所に決めました。
当院での診療を通じて、移植後の患者さんを支えるだけでなく、移植医療そのものをもっと広めていきたいと思っています。

お二人がそれぞれの専門分野を選ばれたきっかけを教えてください。

喜子副院長:中学生の頃から生物の科目が大好きで人体の生命システムに深い興味と敬意を持っていました。緻密に制御されたホルモンが関わる病気や予防医学を学びたいという思いから医師を志しました。生活改善や適切な薬の力を使って身体の状態を整えることで命にかかわるような大きな病気を防ぐことができる点に魅力を感じ、糖尿病・内分泌内科を選びました。
壮史院長:父が外科医だったこともあり、自然と外科の道に憧れを抱くようになりました。当初は外傷外科を志していましたが、手術の基礎を学ぶ中でがんの治療にも携わるようになり、その後、腎臓移植を任されたことが大きな転機になりました。移植医療は、手術を通じて患者さんがより元気になっていく過程に立ち会える医療で、大きなやりがいを感じています。

設備や院内環境について、こだわった点はありますか。
壮史院長:腎臓移植後の患者さんは定期的な血液検査が必要です。来院当日のうちに正確な結果を確認し薬を調整する必要があるため、血液検査や尿検査は大規模病院と同水準の機器を導入し、常勤の臨床検査技師が担当する体制を整えました。レントゲンや超音波検査、骨密度測定も院内で行っており、幅広い症状に対応できるようにしています。
喜子副院長:大規模病院と同等の検査体制を内科の診療にも活かしています。一般的な内科で測定する項目はもちろん甲状腺ホルモンの結果も1時間程度で結果が出ることは内分泌疾患の診察にもとても助かっています。結果がでるまでの待ち時間を快適に過ごしていただけるよう、待合室はデスクワークができる席、ゆったり座れる一人用のソファー席など、複数のスペースに分けました。それぞれの患者さんが好きな場所で過ごしていただければと思っています。
管理栄養士も二人常勤しているため、食事のカウンセリングで自分自身にあった食事療法を継続していただけるようにしています。

診療にあたって大切にされていることを教えてください。

喜子副院長:心配を抱えて来院される方が多いため、診察結果をわかりやすく説明し、改善点を一緒に考え、できるだけ安心して帰っていただけるよう心がけています。それぞれの方の身体の残されている体の力を大切にし、その後も残していくためにできることを患者さんとともに考える診療を心がけています。
壮史院長:通院そのものを負担に感じてほしくないという思いから、気軽に相談できる雰囲気づくりを大切にしています。自分の専門外のことであっても、「わからない」で終わらせるのではなく、どの診療科を受診すべきか、どこに相談すればよいかまで一緒に考え、次の診療につなげることを心がけています。

糖尿病や生活習慣病の治療では、管理栄養士とどのように連携されていますか。

喜子副院長:糖尿病など内科の治療では、すぐに薬に頼るのではなく、まず食事や運動で体調を整えていただくことを大切にしています。もともと生活習慣病という呼び方はあまり好きではありません。同じ生活習慣を送っていてもその疾患になる人もいればならない人もいるからです。体重も同じです。遺伝的に太りやすさやその疾患へのなりやすさが決まっておりその方それぞれの傾向を知っていただき、ではどうやってその身体と付き合っていけばいいかということを一緒に考えたいと思っています。
当院には管理栄養士が常勤しており、検査データやお一人おひとりの生活スタイルを踏まえながら、無理なく続けられる食事相談体制を準備しています。医師と管理栄養士が連携することで、より丁寧な生活習慣のサポートができると考えています。

腎移植を受けられた患者さんに対して、どのようなフォローを行っていますか。
壮史院長:腎移植後は、拒絶反応を防ぐために免疫抑制薬を継続して服用する必要があり、薬の量が多すぎても少なすぎても感染症や拒絶反応などのリスクにつながります。当院では、血液検査や免疫抑制薬の血中濃度を定期的に確認し、小さな変化を早めに捉えて治療に反映できる体制を整えています。また、移植後は糖尿病や高血圧、脂質異常症、骨粗鬆症、悪性腫瘍などにも注意が必要です。必要な検査やがん検診の時期も一緒に確認しながら、移植した腎臓をできるだけ長く守ることはもちろん、患者さんが長く安定して生活できるよう総合的に診療していきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

壮史院長:腎臓移植は確立された医療のひとつですが、その選択肢を知らないまま透析を続けていらっしゃる方も少なくないのが実情です。当院で移植手術そのものを行うことはできませんが、これまで培ってきた経験を生かし、移植を考えている方から移植後の患者さん、ドナーの方まで、幅広くご相談いただけます。
一方で、当院は移植患者さんだけのクリニックではありません。移植後診療では、腎機能だけでなく、糖尿病や高血圧、脂質異常症、感染症など、全身を長期にわたって診ていく必要があります。そこで培った経験を、生活習慣病や一般内科をはじめとした地域の皆さんの診療にも生かし、身近なかかりつけ医としてお役に立ちたいと考えています。
喜子副院長:気になる症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。適切な診察を行い、必要な場合には適切な二次医療機関ともしっかり連携してまいります。これからも、患者さんが安心できるクリニックを、スタッフと協力して作っていきたいと思っています。

